器だけではない陶芸の世界
先週は油絵クラスのベテラン生徒さんをご紹介しました。
アトリエ新松戸カルチャー教室では他にも楽しいクラスが目白押しです。
本日はその中から陶芸クラスの生徒さんをご紹介致します。
これまた笑顔の素敵なM.A.さん、今年でアトしんの陶芸クラスに通われて6年目になります。
「私、陶芸クラスにいるのにろくろを回さないんですよ」
ろくろを回さないとはこれいかに・・・?
と、見せて下さったのがこちら。
細かい絵柄の入った小物がいっぱい!
M.A.さんは陶芸のアクセサリーを作っているのでした。
─陶芸を始めるきっかけは?
「学生時代、益子へ一人旅に出たんです。焼き物で有名な地域ということで手びねりの体験教室があり、参加してみました。そうしたらろくろが全然回せなくて・・・」
「その時は悔しいまま終わったんですが、卒業後一時期暮らしたN.Y.で再挑戦することが出来ました。」
現地で開催されていた陶芸教室に通い、ろくろを回せなくても作れる陶芸ビーズに出会います。
それがアクセサリー作りの第一歩でした。
猫のモチーフが好きなんだそうです。かわいいです。
これ、小物と言っても大きさはそれなりにあり、一見重そうです。
ところが手に持ってみるととっても軽い! 実はとても薄いんです。
こんなに薄くて丸みのあるものをどうやって成形しているんでしょう?
ここでM.A.さん、デモンストレーションをして下さいました。
まずクッキーのようにのし棒で粘土を薄く伸ばします。
画像の左下にご注目あれ。
大事な型です。これを使って丸みを出すんだそうです。
先ほど伸ばした粘土の上に型紙を乗せて抜きます。
それを型に乗せて形成します。
なるほど、型を使えばほぼ同じサイズを量産できますね(といってももちろん手作業なので限りはありますが)。
よく見るとアクセサリーの全体(裏側にも)に釉薬が塗られていて、どうやって焼いているんだろうと思ったのですが、ここがやはり一番難しいところなんだそうです。
“つく”と呼ばれる、本来は焼き窯の中で棚板を支える小道具に、“アルミナ棒”というアルミ製の棒を用意。
なるほど、アクセサリーの穴にこの棒を通し吊り下げれば、釉薬をかけた部分に触れることなく焼けるわけです。
こちらはM.A.さんのさらに小さなアクセサリーたち。
小さくても上記の土台と棒があれば大丈夫ですね。
薄くて軽いため、やはり時には欠けたり割れたりしてしまうことも。
そんな時の道具も教えて頂きました。簡易金継に使えるものだそうです。
─これから陶芸を始めてみようかなという皆さんにメッセージをお願いします
「陶芸というと器を思い浮かべる方が多いと思いますが、私のようにろくろが回せなくても大丈夫です。アクセサリーが作れます。手芸で使うボタンなども作れちゃうんですよ。ぜひ始めてみて下さい。」
デモまで披露して頂き、ありがとうございました。
陶芸の世界、知れば知るほど楽しそう・・・ではなく、わたくし一度体験していますので「陶芸は楽しい!」と断言できるのでした。
↓の記事もぜひご覧下さい。
my国宝をつくる【陶芸体験】
my国宝をつくる【陶芸体験その2】
そして、アトリエ新松戸陶芸クラスの体験教室にぜひ一度ご参加下さい。
手びねり体験は材料費込みで2800円、手ぶらでお気軽にお越しいただけます(電動ロクロ体験もアリ)。
後日焼き上がったものはご自宅へお持ち帰りできますよ。
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