素焼きから釉がけ、下絵付け
朝夕ずいぶん涼しくなって、秋の風を感じるようになりました。今年は長雨&猛暑だったので、しばらく穏やかな気候が続いてくれたらいいなと思います。
さて、陶芸クラスでは2か月に1回のペースで焼成を行っています。9月最終日は素焼きの日で、10月3日に窯から出して本焼きに向けての作業開始です。
こちらの生徒さんは、素焼き後に部分的にやすりをかけて形を整えた後、削れた粉をスポンジでふき取っています。
器の高台に撥水剤を塗っています。釉がけするときに、器全体を釉薬の中に入れてもこの部分だけは釉薬をはじくので、本焼きの時に釉薬が解けて棚板にくっつくのが防げます。
下絵付けの絵具を使って、鮮やかに彩色しています。この後、釉薬をかけて本焼きになります。これはブローチでしょうか?
釉薬をかけ終わったところ。色違いになっているのは、2度がけしたところです。2種類の釉薬が重なっているので、焼き上がりが複雑な色と形になりますが、それぞれの釉薬の厚さによって全く違った表情になるので、焼きあがるまで正直どういう色と模様になるのかはわからないとのこと。なかなか奥の深い世界です。
一方こちらでは大作の土鍋づくりに取り組んでいる生徒さん。土鍋は直接火にかけることから、ほかの陶土とは違う土鍋専用に土を使います。また、なにぶん大きな作品ゆえ制作に時間がかかり、部分ごとの乾燥の度合いの違いによるひびの発生、ふたをかぶせた状態で本焼きするときの釉薬のたれなど、いろいろと気を付けなければなりません。何とかいい作品に仕上がってほしいです。
次の本焼きは10月24日(土)です。今月末には作品が焼きあがります。
陶芸クラスでは、毎週土曜日の午前は10:00~、午後は14:00~の時間帯で一日体験を実施しています。
初心者向けの手びねり体験と、経験者向けの電動ろくろ体験があります。料金や実際に制作するものなど詳細は陶芸クラスのページでご確認ください。
自分の手作りの器でお友達をおもてなしというのも、すてきですね。芸術の秋に、ぜひご参加いただければと思います。
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