9月の窯出し「カルチャー教室・陶芸クラス」
オリンピック、パラリンピックも終わり、スポーツの秋から芸術の秋へ。9月4日窯出しの作品を紹介します。
1枚目は呉須(ゴス)による染付の作品です。
呉須は下絵付けでよく使われる青色の絵具です。吸水性のある生地に大きな柄を描くのは、線が途中でかすれたりして大変です。また筆ムラも出やすいのですが、作者はそれを逆に生かしながら、可愛い猫ちゃんたちを上手に描いています。
さすがの出来栄えです。
2枚目は長い把手の特徴的なミルクパンです。
バランスを取るのが非常に難しいデザインです。本体と蓋の直径を合わせてロクロで引くのはとても難しのですが、遊びのないピタッとした出来上がりにはきっと作者も満足されるのではと思います。この作品は耐熱性の土鍋土を使っているので直接火にかけることができます。
3枚目は半磁器土を使った作品です。半磁器土は白くて表面も滑らかで綺麗に仕上がるのですが、土自体にコシがなく、ロクロで引きづらい上級者向けの土です。シンプルな形態と、下絵付けの微妙なグラデーションが魅力の作品です
4枚目は練り込み技法によるお皿たちです。
この市松模様はタタラ作りで均一の厚さにした赤い土と白い土を層状に重ね、それをスライスした上で交互に積み上げることで作られています。違う種類の粘土を積み上げて作るため、ひび割れが出やすい難しい技法です。
5枚目は半磁器土にガラスを乗せて作った箸置きです。半磁器土は白いので、ガラスの色が綺麗に出ました。
Facebook Instagramでも作品紹介を行なっています。
よろしければフォロー、いいねをお願いします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません