10月の窯出し「カルチャー教室・陶芸クラス」
10月30日は2ヶ月に1度の本焼きの窯出しでした。
今回も個性豊かな作品が焼き上がりました。
こちらは、土鍋土を使ったミルクパンです。
作者は前回の窯でもミルクパンを制作したのですが、更なる高みを目指して再挑戦しました。長い柄がついているので、焼くときに歪みが出るため、それを計算して成形しなければならず、とても難易度の高いテーマです。
湯飲みと片口の鉢です。
湯飲みはグレー御影という土に乳白釉を全体にかけ、その上にオリベ釉とアメ釉を重ねがけしました。重ねがけした部分が適度に流れて、面白い景色が出ました。また、グレー御影独特の落ち着いた色味の焼き上がりも相まって、大成功の作品になりました。
片口の鉢は白土に外側には白マット釉、内側と口、高台にはアメ釉をかけ分けました。外側の色の変わっているところは、串を使って傷をつけておいてその周りにベンガラで模様を書いています。こちらも味わい深い仕上がりになりました。
高台を持たないお皿です。外側の模様はハンコで窪みをつけて、オリベ釉を塗り込んで、その上から全体に乳白釉をかけました。内側の模様は、最後にオリベ釉でつけました。グレー御影と乳白釉の落ち着いた色味と鮮やかなオリベ釉との対比が魅力です。
今回の窯では日頃見慣れないものが焼き上がっていました。
なんでも、他のものと混ざってしまったりして使えなくなった釉薬をまとめて焼いたのだそうです。釉薬そのままだと、下水に流したりすることはできませんが、一旦焼き上げることにより、陶磁器として処分することができるのだそうです。聞けば納得ですね。
陶芸クラスでは、授業の時間内に一日体験を行なっています。
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