3月の講評会(油絵クラス火曜コース)
油絵クラス、火曜コースでは、1月、2月の2ヶ月間で、テナーサックスを中心に組んだモチーフに取り組みました。3月1日にはその講評会を行いました。
絵具を何層も塗り重ねることで、表面の凸凹(マチエル)ができ、細かく描き込んではいないのですが、テナーサックスの存在感が際立っています。
斜めの厚塗りのタッチを使って、画面の中に流れを作り出しています。明るく、暖かな色合いが、春の訪れを予感させるような、また、音楽が聞こえてきそうな雰囲気を演出しています。
色相対比を意識して、黄と青の色面を配置したことにより、テナーサックスが浮き上がって見える、力強い画面構成になっています。背景のブロック状の描写は、金箔を張り込んだようにも見えてユニークです。
モチーフは画像のようなセッティングでした。複雑な構造のテナーサックスの描写に、みなさん苦労されていましたが、じっくりと取り組んで、その人なりの解決方法を見つけていくところは、さすがだなと思いました。
自主制作で風景画に取り組んだ生徒さんもいます。風景に重なるような格子模様の美しい色彩が特徴的です。じつはこの作品、かなり前に描いて一旦完成したのですが、模様を加筆してリメイクされたものです。こうやって、自分の納得いくまで描き直せるところも油絵具の良いところです。
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