油絵クラス火曜コース・2022年12月の講評会
油絵クラスの火曜コースは、12月20日が今年最後の授業。11月から取り組んでいる課題の講評会を行いました。
今回のモチーフは、クリスマスをテーマに、楽しく華やかな画面になったらいいなと思って組みました。生徒さんは皆さんそれぞれに工夫をしながら、自分らしい作品に仕上げられました。
パステルの作品です。ポインセチアとシクラメンの葉っぱや花びらの重なりを、落ちている影の暗さをうまく利用しながら表現しました。リースも手前と奥で色を変えることによって、立体感、奥行き感がしっかりと表現できました。
背景に屏風を立てたようなイメージを加えて構成しました。リースがまるで虹のように画面を横切っている、大胆な構図が魅力です。
シクラメンやリースが下からニョキニョキと生えてくるような、不思議な構図の作品です。奥のテーブルらしき空間に置かれた鉢植えとの対比で、シュールレアリズムっぽい雰囲気を醸し出しています。
モチーフから発想を広げて、クリスマスパーティーを思い起こさせるような画面になりました。ケーキはイチゴや生クリーム、スポンジケーキそれぞれに、本物そっくりに絵の具を盛り上げて、独特のリアリティを出しています。
独自のテーマで描かれた風景画です。実は何年か前に写実的に描いたお城の絵に、現実にはない色の模様を加筆しています。油絵具は、何度でも塗り重ねていくことができるので、ご自身の心境の変化に合わせて、リメークすることも可能です。
講評会の後には、金沢21世紀美術館で開催されている「時を越えるイヴ・クラインの想像力-不確かさと非物質的なるもの」の図録を使って、実際に観てきた感想などお話しさせていただきました。さまざまな表現と出会うことで、より豊かなアートライフを送っていただければと思っています。
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