作品紹介|火曜油絵クラス
梅雨が明けてから、本当に暑い日が続いています。冷房に弱い我が身にとっては、エアコンをつければ調子が悪くなる、つけなくては暑いと言うジレンマに陥る日々です。
火曜日のクラスが始まる前にAさんから写真をいただきました。
毎年出品している「上野の森美術館・日本の自然を描く展」に今年も入選したという事で、その作品をプロのカメラマンに撮ってもらったブロマイドだそうです。
タイトルは「芽吹きの頃 筑波」。F10号のわりと小さな作品ですが、眼下に広がる水田と里山、そして筑波山の雄大な姿の対比の美しい良品です。
Aさんは繊細な色彩が持ち味です。前回の課題はこちら。
石膏像のもつデリケートな色の変化を丁寧に追っています。また、背景の壁面にも右側から光を入れたり、石膏像の周りに影を配置したりと、様々に気を配っている事が伺われます。
展覧会出品作などの場合は、どうしても他の作品との対比で、「派手な絵」が選ばれる傾向がありますが、1点1点じっくりと観ていくとAさんのように丁寧に描いた作品に心引かれる事も少なくありません。何とも難しいモノです。
Aさんは明日から開催される「流山市展」にも出品されているので、どのような見え方になっているのか、確認にいかなければと思っています。
イワサキ
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